jit channel・Movie
メイプル超合金・リサイクルインク講座
メイプル超合金のお2人が、実際にジットリサイクルインクカートリッジを
使用するシーンをご紹介。
使用済みインクカートリッジをジット回収BOXへ、そして安心安全な使いやすさと、その日本製であるクオリティを体験していただきました。 メイプル超合金のお2人には、ジットリサイクルインクアンバサダーとして大活躍していただいております。地球の環境守るスーパーヒーロー!メイプル超合金といったイメージでしょうか。 インクジェットプリンタの普及や高性能化に伴って、ご家庭やオフィスで使用されるインクカートリッジの数は年々増加してきました。 しかし、そのほとんどが一般ゴミとして焼却や埋め立てられてしまいます。 インクカートリッジは焼却すると、1個あたりエプソンのインクカートリッジで約110g、キヤノンのインクカートリッジで約58gのCO2が排出されます。 インクカートリッジを回収してリサイクルすれば、焼却したときに排出されるCO2を抑制することができます。 回収ボックスは製品取扱店舗、学校、公共施設等に設置されております。
「使用済みインクカートリッジはジット回収ボックスへ♪」
インクカートリッジ3000万個回収プロジェクト
ジットはこれからも家庭から一番身近な公共施設へ設置をすることで、
各市町村のゴミが減り廃棄量削減に貢献し、
身近にあることでエコへの意識向上、「大切にする美しさ」の精神を子どもたちに伝えていきます。
この活動が未来の子供たちの地球環境を守ることにつながると信じています。
[ プロジェクト内容 ] 自治体・役場への回収BOX導入を2020年までに全国300箇所に増設
実業家 北尾吉孝・Recycle&Build
YOSHITAKA KITAO
SBIホールディングス株式会社 代表取締役執行役員社長
Profile
1951年兵庫県生まれ。74年、慶應義塾大学経済学部卒業。同年、野村證券入社。78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。 89年ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。91年、野村企業情報取締役。 92年、野村證券事業法人三部長。95年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。 現在、証券・銀行・保険等の金融サービス事業や新産業育成に向けた投資事業、医薬品開発等のバイオ関連事業などを幅広く展開する総合企業グループ、SBIホールディングス代表取締役執行役員社長。 公益財団法人SBI子ども希望財団理事及びSBI大学院大学の学長も務める。 主な著書に『成功企業に学ぶ 実践フィンテック』(日本経済新聞出版社)、『実践版 安岡正篤』(プレジデト社)、『何のために働くのか』(致知出版社)など多数。
限りある資源を、どう人類共通の資源として、
有効に活用するか
◎ jit のリサイクル事業をどう思いますか?
今の時代、あるいはこれからの時代に非常にマッチした事業だと思います。地球上の資源は有限ですから、どう人類共通の資源として有効に活用するかということは、世界中の企業の一つの大事な課題です。ですから、jitさんのインクカートリッジに限らず、あらゆるものはリユース、リサイクルされないといけないと思います。60年代~ 70年代にかけては、日本だけが主として高度成長を遂げていた時代です。それから日本に続いて、台湾や韓国が高度成長期を迎えるわけですが、今の時代は、中国やインドのような巨大な人口を抱えた国が、ほぼ同時的にテイクオフをして経済成長をしていこうという状況になっています。そして、その過程で多くの資源が使用されることになります。そういう時代においては、昔のスクラップアンドビルドではなく、リサイクルアンドビルドやリユースというコンセプトがますます必要になってきますし、そういう意味で、非常に有望な事業だと思います。
◎ ビジネスにおいて大切にしていることは?
ビジネスというのは、最終的にお客さんがいるということです。お客さんがいるということは、ビジネスで成功しようと思うと、そのお客さんたちに喜んでもらわないとしょうがないのです。喜んでもらうためにはどうすればいいかというと、お客さんに満足していただくような商品あるいはサービスを提供するということが必要になります。世のため人のためになるビジネスしか、ビジネスとして事業として成功しないと僕は考えていて、僕自身の事業はすべてそういうものを軸にして事業を構築してきました。例えばSBIグループの金融事業でいえば、いかに取引手数料を安くするか、いかに預金金利を高くするか、あるいはいかに保険料を安くするかというように、顧客満足度の高い商品やサービスを提供するということです。それを、僕はいままでずっとやってきたのです。
◎ 今もっとも注力している事業は?
仮想通貨の事業に非常に関心を持っています。世界には1,000種類超の仮想通貨があるといわれていますが、すでに市場全体の時価総額は20兆円を超えるような規模になっているわけで、これからもますます仮想通貨が利用されていく場面が増えていくでしょう。ですからSBIグループでも、仮想通貨を基盤とする新たな企業生態系(エコシステム)を作って、事業を展開していこうと取り組んでいます。これもやはり、世のため人のためになる事業だと思っています。例えば、仮想通貨を活用すると、国際送金のコストを大幅に下げることができ、トレードファイナンス(貿易金融)でも、大幅にコストを下げ、決済時間を短縮することにつながるわけです。仮想通貨は様々な仕組みの中で役立つ可能性があり、SBIグループでは仮想通貨分野でのグローバルな事業展開に非常に力を入れています。
もう一つはバイオテクノロジーの領域で、我々自身が5-アミノレブリン酸(ALA)というアミノ酸の一種を配合した健康食品や化粧品、そして医薬品について研究開発をしているのですが、このALAが他にも肥料や飼料の分野などでも応用されており、様々な可能性を秘めているのです。さらに、今まで世の中になかった薬を作ろうとしている企業に投資もしています。例えばAKI (Acute Kidney Injury)という、急性腎不全の予防薬を開発している企業があります。先日、NHK スペシャルの「人体」という番組で腎臓のことを取り上げてやっていましたけれども、腎臓は非常に高度な機能を担っているわけです。単に尿を作って排出するだけではなくて、血液の成分を絶妙にコントロールし、人体のネットワークの要ともいえるのです。ある研究では入院患者全体の5人に1人がAKIの症状を発症しているとされており、このAKIの予防薬の開発もまた、世のため人のためになる事業だと僕は思っているんです。私どもはそういう会社に投資をし、事業を一緒にやっているのです。
勇気をもって、次々と会社を起こし、 そこで新しい雇用を生み出し、若者を巻き込んで、 山梨の発展に寄与してもらいたい
◎ 今の世の中で国内生産・日本製にこだわる意義
jitの事業はインクカートリッジを回収してそれにインクを詰めて再度使用できるようにするというわけですから、回収する場所が日本であれば、日本にリサイクル工場を持つということは十分効率の良いことだと思います。回収したものを、人件費が安いからという理由で、海外の工場に輸送費をかけて持って行くわけにもいかないでしょう。また、日本人は非常に品質にこだわる民族ですから、カラーコピーも比べて見るでしょう?そうすると、リサイクル品でも品質が変わらず、コストが安いとなれば、リサイクル品を使おうと、そうなりますよね。これからの時代は、ロボットなりAI が発達していきますから、そういう技術を使えば、あまり人を雇わなくてもいいということにもなっていきますが、石坂社長は、山梨に貢献したいというお気持ちが非常に強い方ですから、雇用をどういうふうに生み出していくかというと、次々次々と事業を起こしていくことが一番です。それには新しい着想と、それから勇気も要ります。その勇気をもって、次々と会社を起こし、そこで新しい雇用を生み出し、そしてまた、石坂社長に続くような若者たちをどんどん巻き込んで、jitには山梨の発展に寄与してもらいたいと思います。
2017 年10 月2 日 SBI ホールディングス本社にて 北尾氏とjit 社長石坂
芸術家 岩崎貴宏・Recycle & Build
TAKAHIRO IWASAKI
2017年ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館作家
現代美術のオリンピックと称されるヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館作家に選出された岩崎氏。 鉄塔やクレーン、海沿いの工業地帯、海上のオイルリグ、厳島神社などをモチーフに、エネルギーのあり方、海上の国境、揺れる大地など現代日本の状況を様々な視点から作品提示されています。 今回、石川県の珠洲市で開催された奥能登国際芸術祭2017にて、制作・出品されました。 その際に、岩崎氏の作品制作におけるテーマでもある「Recycle&Build」のコンセプトについて、取材させて頂きました。 滅多な事では入れない緊張感のある制作現場の中で快く取材にご対応頂きました。 制作風景が撮影出来た事で、奥能登のその場所から生まれる作品と、海や山、美しい空気、長閑に流れる時間、奥能登の素晴らしい景色と岩崎氏が今回手掛けられた作品の世界観が重なります。 とても貴重な体験を映像として収める事が出来ました。 「Recycle&Build」そのポリシーが世界で活躍されている氏のメッセージとなって心に響きます。
Profile
1975年広島県生まれ、広島県在住。広島市立大学芸術学研究科博士課程修了。 エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院修了。2015年、ニューヨークのアジアソサエティにて個展、同年、黒部市美術館と小山市立車屋美術館で個展を開催。 第10回リヨン・ビエンナーレ(2009年)、ヨコハマトリエンナーレ(2011年)、第7回アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2012年)、2013アジアン・アート・ビエンナーレ(国立台湾美術館)、 第8回深圳彫刻ビエンナーレ(2014年)などの国際展、「六本木クロッシング2007 未来への脈動」(森美術館、東京、2007年)、「日常の喜び」(水戸芸術館現代美術センター、水戸、2008年)、 「trans×form ‒ かたちをこえる」(国際芸術センター青森、青森、2013年)、「日産アートアワード2015」(BankART Studio NYK、横浜、2015年)などのグループ展への参加多数。 第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2017年)日本館作家。
小ちゃい頃から自分の好きなことだけをやり続けて
生きていければなと、ずっと願ってました。
◎ 芸術家を目指したきっかけは?
私の両親はケーキ屋を営んでるんですね。自営業で営んでいたんですよ、小さい頃。で、周りの友達の親の職業を聞くとサラリーマンと言うんですけど、サラリーマンと言うのが一体何をやっているのかが僕にはわからなくて、自分の父親は、うち帰ったら一生懸命ケーキを作ってるんですね。こう、生クリームを絞ったり。僕はそういう親父の背中を見て、自分の好きなことをやって、生きていくっていうやり方を学んだと思うんですよね。それで小ちゃい頃から自分の好きなことだけをやり続けて生きていければなと、ずっと願ってました。そういうことから、アーティストでなんとか食べて、世界で発表していければなと考えるようになりました。
◎ 普段はどのような活動をされてますか?
僕の仕事ですが、基本的には展覧会会場に行って、滞在して作品を作っていくというかたちですが、例えば今年の5月から始まった世界的に有名なヴェネチアビエンナーレの日本館代表として参加したり、今ここ奥能登で、10日間くらいかけて、インスタレーションを作っていたり、ここに来る1週間くらい前は新潟で別の展覧会の下見をしたり、金沢でアーティストトークをしたり、で奥能登で設置して、この後9月からはシカゴで展覧会やって、また帰ってきて東京で個展するという、そういう風にいろんな都市に呼ばれて、作品を設置、発表して、生活しています。
◎ どのような作品を作っているのですか?
私の作品ですが、主に代表作として、リフレクション・モデルというものと、アウト・オブ・ディスオーダーというシリーズが2つありまして、リフレクション・モデルというのは、木製の模型なんですが、池に映った像、虚像も一緒に作って合体させる建築シリーズと、もう一つはアウト・オブ・ディスオーダーと言いまして、いらない廃品だったり、あとは日用品だったりするものをバラバラに解体して、再構築して、あるひとつの風景に見えるような作品を作ることを今続けています。
ゴミに見えるけど、実は素材。
そのものを解体して、もう一回別のかたちに生まれ
変わらせるということを試行錯誤しはじめました。
◎ 廃品で作品をつくりはじめたのはなぜですか?
廃品を利用して、解体して、また作るっていうスタイルに行き着いたのは、イギリスに留学してから思いついたんですが、その頃一切お金がなかったんですね。制作費のお金が無くて、で、いつのまにか気づくと道に落ちてるゴミを拾うようになって、今まではホームセンターとかで素材を買って作っていたんですけど、道に落ちてるタバコの箱だとか輪ゴムだとか、タバコの吸い殻だとかも、良く考えると、ゴミに見えるけど、実は紙だったり、綿だったり、ゴム製のものだったり、素材だっていうことに気づいたんですね。一見ゴミのように見えるけど、実はちゃんとした素材であるっていうことに気づいて、そこから、そのものを解体して、もう一回別のかたちに生まれ変わらせるということを試行錯誤しはじめました。
◎ リサイクルで世界はどう変わると思いますか?
僕が生まれた時代というのが、ちょうど小学校の頃がバブルの時代で、経済的に豊かで、物は消費してなんぼっていう感じだったんですが、物流が一方通行に流れているというか、作った、消費した、捨てるという話だったんですけど、作家でそのプロセスに関わっていくと、自分の作品、できたものを捨てられるっていうは、すごく悲しいことだと思うんですよね。だから、作った、発表した、売った、また作った、このサイクルを作った方が面白いと思ったんですね。そうした時に、バブル時代の加熱した消費社会みたいなものに対して、嫌悪感というか、、、そういうものではなくて、木を切った、それを紙に変えた、それをもう一度分解してまた和紙の作品にするっていう風なサイクルさせた方が社会と繋がっていけるし、いろんな人の視点が途切れないように感じるんですね。で、社会といろんな人と関わっていけるし、そのサイクルの中で。そういった方が、生き方として、より良い豊かな生き方になると僕は考えています。
アートの力によって、世界がまた別の形に変わって
見えて来るっていうのが、僕には面白いと思ってます。
◎ 岩崎さんにとってリサイクルとはなんですか?
僕にとってリサイクルなんですが、イギリスで作品を考えていた当時のように、街に捨てられているゴミを拾い上げてよく考えていくと、これは素材だなと。ゴミではなくて、まだ使える素材だ、と。でも人の認識によって一回、一つの機能を終えたものとして捨てられるわけですよね。そこに豊かさがない。まだこれは解体して、別の形に変えられる可能性が秘められたものだっていう……、人がこう、価値あるものから価値のないもの、機能が終わった後、これはもうゴミであるって、勝手に決めつけちゃうんですね。それをアートの力によって、あっ、もう一度こういう視点で生まれ変わらせることができるんだとか、こういう視点を与えてもらって、世界がまた別の形に変わって見えて来るっていうのが、僕には面白いと思ってます。
◎ 岩崎さんにとってものづくりとはなんですか?
世界のアートシーンで今メインとなっているものは、コンセプチュアルアートっていう、こう難しくて、考えないとわからないものなんですけど、僕は日本に生まれて、日本で育って、日本人ってやっぱり手が器用だと思うんですよね、そういう特性を生かしつつ、世界に発信して、認めてもらえるようなものを作ることができても良いなって僕は思ってて、手作業を上手く活用したものづくりをしていきたいなと考えています。
◎ 大切にしているものはありますか?
僕の大切にしているものは、常に新しい視点で、物事を見たいっていうことですね。思考が固まってしまうと、やっぱりそこでエンドになってしまう、プロセスが回転させられないってなってしまうと、想像力が次に繋がっていかないんですよね。だから常にこう、いろんな風景を見たり、日用品見たり、これのポテンシャルというか、背後にある何か潜在能力、豊かさなる潜在能力みたいなものを引き出せる可能性はないのかなっていうことを、常にぼんやり考え続けてるっていうのが僕の大切にしていることだと考えています。
jitは芸術家 岩崎貴宏さんの活動を応援しております。
jit所蔵作品
リフレクション・モデル(羅生門エフェクト)Photo by Keizo Kioku ©Takahiro Iwasaki,Courtesy of URANO
STOP地球温暖化・インフォグラフィック
Recycle & Build が未来を変える? vol.1
地球温暖化への影響度がもっとも大きいガス、二酸化炭素・CO2。産業革命以降、化石燃料の使用が増え、その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加しています。インクカートリッジは焼却すると、1個あたり約110g〜約60gのCO2が排出されます。ジットではこの問題に取り組み、廃棄カートリッジを回収し独自の技術で再生して繰り返し使う「インクカートリッジ再生事業」を行っております。インクカートリッジを回収してリサイクルすれば、焼却したときに排出されるCO2を抑制することができます。ジットはこれにより年間2000万個 約1500トンのCO2を抑制しています。